不動産登記
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抵当権の債務者住所変更について
不動産登記先日、とある都銀から抵当権設定登記の依頼をいただきました。 土地の購入時にまず抵当権の設定を行い、建物の完成後、既存抵当権に建物を追加設定するという事案です。 多くの場合、土地の登記簿住所は新居へ入居する前の住所(土地購入時の住所)になっているため、建物が完成…
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登記名義人の表示更正登記の要否について -「己」「已」「巳」-
不動産登記今回はつぎのようなケースを例に、漢字の登記について考えてみます。 (例)売主である登記名義人について、登記記録上は「巳」であるところ、印鑑証明書の記載は「已」である。売買による所有権移転登記の前提として、更正登記は必要であるか。 1.登記と漢字の問題について(…
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地上権のポイント、複数土地に地上権設定した場合の地代の記載方法
不動産登記Ⅰ 地上権とは?? 民法265条(地上権の内容) 地上権者は、他人の土地において工作物又は竹木を所有するため、その土地を使用する権利を有する。 地上権は、他人の土地に『工作物や竹木』を所有するための土地利用権です。 地上権を得た人(以降、地上…
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海外在住の売主(在外邦人等)が売主となる不動産登記について
不動産登記署名証明(サイン証明)とは 売買による所有権移転登記において、売主は登記のための委任状に実印を押印し、印鑑登録証明書を添付する必要があります。しかしながら、日本国内に住民票がない在外邦人等は、市区町村発行の印鑑証明書を取得することができません(※1)。そのよう…
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判決による登記の登記申請例
不動産登記前回は、判決による登記の制度や仕組みを簡単に述べさせていただきました。※前回お役立ち情報はコチラ。 本日は、前回の事例をもとに、具体的な申請書の作り方や関連する先例をご説明します。 前回の事例内容のおさらいも兼ねて、具体的な時系列を加えて整理して…