税の仕組みと申告
相続税とは
相続税とは、相続により遺産を取得した人が払わなければいけない税金ですが、 以下のように基礎控除があるため、相続税を払わなければならない人は相続全体の数%程度にしかすぎません。
基礎控除 = 3,000万円 +(600万円 × 法定相続人の数)
ようするに、3,000万円以上の遺産がないと相続税はかからないということです。
さらに配偶者控除等の他の控除もありますので、実際はこれ以上の額でないと相続税はかからないことになります。
遺産が基礎控除の範囲内であれば、相続税はかからず、税務署に対して申告すら必要ありません。
相続税の申告
相続税の申告は、ご家族がなくなってから10か月以内にしなければなりません。
相続税の納付方法
原則は、一括での納付になります。一定の条件がありますが、例外的に以下の2つの納付方法もあります。
1.延納
担保提供を条件に利子3.6~6.6%、納付期間5年~20年の間で分割納付可能。利子や納付期間は担保によって異なります。 →金融機関から借り入れをして一括で納付したほうが利子が低い場合もありますので、検討が必要です。
2.物納
延納によっても、金銭で相続税を納付することが困難な場合は物で納付可能です。
物納できる財産は何でもよいというものではなく国が管理処分に適したものでなくてはなりません。
第1順位 国債、地方債、不動産、船舶
第2順位 社債、株式等の有価証券
第3順位 動産(自動車や高級な絵画等)
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